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上智大生殺害 事件発生から10年…遺族が情報提供訴え

東京都葛飾区柴又で96年、上智大4年の小林順子さん(当時21歳)が自宅で殺害・放火された事件は9日、未解決のまま発生から10年を迎えた。更地となっている現場では、父賢二さん(60)と母幸子さん(60)が出席して、警視庁亀有署捜査本部主催の献花式が開かれ、地元住民や捜査員ら約50人が白い菊を遺影に手向けた。
 公訴時効まで5年。賢二さんは「日に日に追い詰められるのは犯人であるはずなのに、反対に私たち被害者の方が追い詰められていくような気持ち。どんなささいな情報でも提供してほしい」と訴えた。幸子さんは現場を前に「みんなで仲良く暮らしていたのに……」と絶句し、涙をふいた。
 事件は96年9月9日に起きた。午後4時40分ごろ、小林さん宅から出火し全焼。2階から手足を縛られ、首を刃物で刺された順子さんの遺体が見つかった。犯人は幸子さんが外出した午後3時50分以降に無施錠の玄関から侵入し、殺害後に放火したとみられている。玄関付近に落ちていたマッチ箱には、犯人のものとみられる微量のA型の血液がついていた。
 捜査本部は延べ約5万人の捜査員を投入し、これまで648件の情報が寄せられた。事件に関する情報は捜査本部(03・3607・9051)へ。

「母親の殺害後に父親も殺害し、自殺をしようと考えていた」との計画があったことを明らかにした。長男は今年1月ごろ、父親への電話で新しい家族の存在を知り、母親の殺害後に父親の新しい家庭に引き取られ、そこで父親を殺害する機会があると考えたとみられる。現在の父親への思いについては「今の家庭を大事にしてほしい。自分のような境遇の子どもを作らないでほしい」と話したという。  長男は「少年に30万〜50万円の報酬で殺害を持ちかけた。自分が中心になり計画した」と淡々とした口調で話したが、今回も母親に謝罪する言葉はなかったという

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